友達のこと/ディズニーのキャストのような人財を育てるには・・・
posted by ヴィジョナリー・ジャパン | 2011年10月05日
--------------------------------------------------------------------
今年の秋は早いのでしょうか!先週の東北の山々はまだまだ緑が濃く、
夏のような木々の緑が鮮やかでした。ところが、千葉あたりの街路樹は
既に黄色に色づき始めているのです。なんか変な感じです。皆さんの
秋の訪れは如何でしょうか?それで今週のメルマガをお楽しみ下さい。
∽∽∽---- index ----------------------------------------------∽∽∽
■1.友達のこと
■2.デイズニーのキャストのような人財を育てるには・・・
∽∽--------------------------------------------------------∽∽∽
■1.友達のこと
皆さんには多くの友達がいることでしょう。私も同じように友達はいます。
でも、本当に心打ち明けられる友はどうでしょう。、
気楽な飲み仲間はいるものの、心底自分の弱みを話せる友がいるか?
と問われるとはなはだ心許ないのです。
最近、幼馴染に再会して、友というのは会う回数とかは
あまり関係ないと気がつきました。
先日、両親の彼岸の墓参りに宮城に帰りました。
そこで仙台に住む故郷の唯一の友と言える人間に、
一献を傾けたいと電話をしたら、二の返事で快諾、
楽しくも、懐かしくも、良い時間がもてました。
彼とは保育園、小学、中学、高校と一緒でした.
互いの父親同士が、同じ役所勤めと言う事もあり、いつも側に彼がいました。
大学は彼は仙台、私は東京と別れましたが、
それでも2.3年に一回は会う機会がありました。
お互い社会人となってからはめっきり会う機会は減りました。
昨年、久々に父の葬式で会うことが出来ましたが、
それ以来の今回の再会となったわけです。
酒がすすむ内にポツリと、「ヒロちゃん(還暦過ぎても彼はいつもの呼び方で)、
何でも話せるのはヒロちゃんしかいないんだ!」
何を今更って感じの改まった彼の言い方に、
自分の心の中に、ホッと温かい火が灯った気がして、
とても穏やかな、いや、優しい気分になれたのです。
お互いに離れた土地で、違った道を歩んで来たにもかかわらず、
私は波瀾万丈の道、彼は市役所という一見地味な人生を歩んできました。
40年以上も離れていても、お互いの心が一つになった彼の言葉でした。
二人で誓い合ったのです。
「どっちかが他界した時にはお互いに弔辞を言おうな!」
■2.デイズニーのキャストのような人材を育てるには・・・
昨今、ディズニーの教育の仕組みとか考え方について
書かれている書物が発刊されています。
ディズニー卒業生である小生としては複雑な気持ちではあります。
というのも、実は本意が伝わっていないと思っているからです。
あのままの手法を多くの企業の皆さんが取り入れて、
人件費削減の材料に考えているとするならばそれは、
大きな過ちを犯すことになると思っているからです。
アルバイトを生業として、さほど収入がなくても
生活できる人たちがいることは事実です。
専業主婦の皆さんが生活の足しとして働くこと、
学生が小遣い稼ぎに、或いは仕送りの補充にと考えて
アルバイトに精を出すことがあるからです。
多くのディズニー本で書かれていることは、
アルバイトであれ、「想い」をもって仕事に精を出す為に
どうしたらいいのか、そのためのカラクリが書かれているのです。
目的はアルバイトを戦力にするための方策です。
やる気のないアルバイトにしないためのヒントが多く書かれています。
それはそれで極めて参考になることが沢山詰まっています。
何故、震災時の対応でディズニーのキャストに称賛が寄せられたのか!
教育のなせる技? それとも180回に及ぶ避難訓練の賜物?
もちろん、それも大きな要因です。
でも、もっと違った大きな理由があるのです。
どんなにディズニーの教育手法を真似ても追いつけない
大きな理由があることを知らない人が殆どです。
またディズニー本を書いている本人でも知らない理由があります。
常々、弊社のセミナーで強調しているのは
「 自社のファンをつくりなさい 」と言う事です。
出来れば長い目で作る事を薦めています。
そう、親子代々に渡るファン作りです。
従って、社長交代があってもその信念は変えてはいけません。
日本の名店と言われる料亭でも、歌舞伎とかいう伝統芸能でも、
宝塚でも親子代々のファンが多いのが特徴です。
そう、ディズニーがやってきたことは子供の頃からのファン作りなのです。
もっと極端に話せば、子供の頃からディズニー教育を受けているのです。
考えてもご覧なさい、何処かの会社みたいに笑顔の訓練なんて、
ディズニー・ユニバーシティのマネジャーを勤めていた
私が言うのも変な話ですが、一度もやったことはありません。
今、キャストとして働いているアルバイトさん達は
子供の頃からディズニーランドに親しみ、
ディズニーキャストの笑顔をインプットされているのです。
一様に彼らは 「いらっしゃいませ」 とは言わず
「こんにちは」 と言います。
そのための訓練に割く時間なんていらないのです。
すでにゲストとして来た時からインプットされています。
どのディズニー本にもそのことは触れられていません。
ただし、ディズニーでは「 ありがとう 」の
ピクシーダストをどんどん振りまいても良し!とする風土だけは
他企業と大きな違いを持っているかも知れません。
それはどの企業でも目指していることです。
「 ありがとう 」のピクシーダストを振りまく為のサポートだけは
知恵を働かせて会社側は提供しています。
小生がユニバーシティのマネジャーをしていた頃の、
様々なES(従業員満足)の施策は、
会社側の理解もあり定着していく大きな転換期となりました。
お互いに褒め称える「 スピリットアワード 」(表彰制度の一環)や
上司が自分の職場の垣根を越えてキャストを称える「 5スターカード 」、
さらにはキャストをパークに招待する「 サンクスディ 」も、
その頃に始まったのです。
もちろん、アメリカのディズニーのプッシュもありました。
ディズニーの組織文化は、気の長い粘り強いファン創りの努力
によって形成されているのです。
それと、同時に、会社側のサポートがあって
ディズニーのキャストは創られたのです。
でも、完璧ではないのです。終わりなき戦いなのです。
今、システムだけが注目されていますが、
実はそこだけに視点を奪われると頓挫してしまうことを
認識しなければなりません。
ましてや、コスト削減の視点でアルバイトの戦力化
にすがるようでは将来はありません。

