国道398号の開通
posted by ヴィジョナリージャパン | 2010年09月22日
この連休は皆さん、どんな過ごし方をしたのでしょうか?秋を感じる旅や、
或いは先取りの秋の読書を楽しんだのでしょうか?行楽地へ向かう車の渋滞に
はまってしまってダメージを受けた方もいるかも知れませんね。私は宮城の実家で
父の遺品の片付けに時間を費やしました。父の日記を見たり、母の日記を見たり、
懐かしい思い出に浸ってしまって、時間が止まってしまうことも度々でした。
では、今週のメルマガをお届けします。
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■1.国道398号線の開通
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■1.国道398号線の開通
今月18日に2年前の岩手・宮城内陸地震以来、不通となっていた宮城・秋田を結ぶ
国道398号線が開通しました。この国道は私にはとても思い出深い道で、父と私の
お気に入りのドライブコースでもあります。それは、この国道が開通したいきさつを
父から何度も聞かされていたからです。
国道建設のための国会への陳情もままならず、予算がなかった町は父のアイデア
で自衛隊の力を借りる事にしたのです。当時、自衛隊は訓練を兼ねて、道路工事を
やっていることを知っており、その力を借りようとしたのです。閉塞を打開するために
自衛隊本部に県会議長を伴って打診しに行きましたが、それでも自衛隊幹部の返
事はつれないものでした。あきらめて部屋を後にしようとしたその瞬間、最高幹部と
思われる方から、「君はもしかしたら、鎌田君ではないか!」と声を掛けられ、よくよ
く見たら、その方は満州での父の上官でした。父はその上官から何故か信頼があっ
たらしく、そうした偶然の出会と運の良さがあって、その工事が進んだというのです。
父の運と機転で完成したこの国道は、父にとっても私にとっても特別の道でした。
天災とは言え、寸断された被害直後の398号線を見るのは辛かったことを思い出
します。でも、秋の行楽を控えて、何とか開通したニュース見て、本当に良かったと
思います。
父の意志がまだ引き継がれています。
父の見た真っ赤に紅葉した栗駒山はそれはそれは美しいものです。
自然の営みを感じます。新しい芽が出て、花を咲かせ、実をつけ、
葉は思い思いの色に染まり、やがては土に還り、
栄養となってまた命に変わって行きます。
人の一生についても、そのようなものだと思わせてくれたこの国道398号線は
私にとって忘れることの出来ない道でもあります。
また、この道を通ることができます。

