ヴィジョナリー・ジャパン プレゼンツ

16
Sep

こねこのこ

posted by 中川 | Category リコグニッション

みなさんこんにちは。
お騒がせの台風が日本列島に上陸中です。
外出される方は特に、今日はお気をつけてお過ごしください。
今日は、手の平サイズの子猫ちゃんのエピソードです。

kuroneko.jpgのサムネール画像


危機一髪

先日、私が近所の県道沿いの歩道を歩いている時でした。
歩道の傍らに広がる果樹園の茂みから、小さくて黒い影がぴゅっと飛び出し、私の前を横切りました。
影が消えた先は、赤信号で停車中の車の下。
あまりの速さに、まっくろくろすけか、はたまた幻覚かと目をパチクリさせながら、車の下を覗いてみると、そこには片手におさまってしまいそうな小さな子猫が迷い込んでいました。
本人(本猫?)も何が起きたのかさっぱり理解できていない様子で、車の下をうろうろしています。

信号は赤。
でも次の瞬間青になったら・・・

私は血の気が引く思いで、その車の運転手さんにブンブン手を振りました。
恐らく業務用であろうその車の運転席には坊主頭のお兄さん。
はぁ?という顔で助手席の窓を開けます。

「あの、子猫が車の下に!」
「ええっ?!」

少々強面なそのお兄さんは驚いたように運転席から降りてきてくれました。
ふたりで車の下を覗くと、怯えた子猫が後輪の内側にぴったりとくっついて震えています。

「おいで」

お兄さんが手を伸ばすと余計怖がって逃げようとします。

そうこうしている内に信号は青に。
反対車線に飛び出してしまったら目もあてられません。

車の後ろには他の車が連なって長蛇の列。
しかし、状況を察してか、クラクションはひとつも聞こえてきません。

「ニャー。」

私も苦し紛れで、猫の鳴きまねをして子猫を歩道側に呼び出します。
すると、視界に果樹園の緑が映ったのか、子猫は車の下を勢いよく飛び出して歩道を突っ切り、茂みの中に飛び込んでいきました。

「良かった!」

見知らぬお兄さんと私は感嘆の声!

「どうもありがとうございました!」

お兄さんは笑顔でお礼を告げると、足早に運転席に乗り込んで車を発進させます。

そして何事も無かったかのように、目の前をたくさんの車が流れて行きました。

私は嵐のような一件のあと、その場にしばらく立ち尽くしてしまいました。


日本人のこころ

私はこの小さなハプニングに静かに感動している自分に気付きました。
車が無尽蔵に行き交う道路で小さな命が救われたことについてはもちろんですが、
私のサインに気付いてすぐに車から降りてきてくれた運転手さん、クラクションを鳴らさずに待ってくれた後ろのドライバーさんたち、最後に運転手さんが言ってくれた「ありがとう」のことば・・・これらひとつひとつが私の心を打ちました。

私が去年まで暮らしていたボストンはとにかくクラクションを良く鳴らす街でした。
("ボストンドライバー"という言葉があるほど)
今日の日の出来事が、アメリカで起きたらどうだったろう?中国だったら?ヨーロッパだったら?私はそのあとしばらく思いを巡らせました。
もちろん、お国柄よりもそこに居合わせた人たちの性格の現れであると言えばそうかもしれませんが・・・
それでも私はつい、日本はいい国だなぁと思わずにはいられませんでした。
ネコちゃん事件に居合わせた皆さんに、遅ればせながら「ありがとう」を届けたい気分です。


今週は嵐のスタートになってしまいましたが、皆さん、良い一週間をお過ごしください。
台風のあとにはきっと快適な秋が訪れてくれるでしょう!
それから、"敬老"をどうぞお忘れなく(^.^)/~~~

I wish you happiness!!
♪ 中川

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