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呪いの時代とリコグニッション

 

ヴィジョナリー・ジャパン プレゼンツ

12
Dec

呪いの時代とリコグニッション

posted by 幻舟 | Category リコグニッション

今話題になっている内田樹氏の「呪いの時代」は予想に違わぬ名著でした。私のテーマである「リコグニッション」のヒントが満載です。
呪いというと非科学的に思われるでしょうが、今現在、多くのメディアで流されている「羨望」や「嫉妬」や「憎悪」、これらは生身の個人を離れて、人を傷つけ、人々が大切にしているものに唾をはきかけ、人々が美しいと信じているものに泥を塗りつけ、己の全能感と自尊感情を満たそうとしている。内田氏はそれらを呪いと呼んでいるのです。ネットの掲示板に「死ね」と書かれて、それに耐え切れず自ら命を絶っていく人が大勢いる。これは間違いなく呪殺であるという考え方です。
この「呪いの時代」をどのように生きればよいのか、このように書かれています。

 

引用開始

この「呪いの時代」をどう生き延びたらいいのか。それは生身の、具体的な生活のうちに捉えられた、あまりぱっとしないこの「正味の自分」をこそ、真の主体としてあくまで維持し続けることです。「このようなもの」であり、「このようなものでしかない」自分を受け容れ、承認し、「このようなもの」にすぎないにもかかわらず、けなげに生きようとしている姿を「可憐」と思い、一掬(いっきく)の涙をそそぐこと。それが「祝福する」ということの本義だと思います。

引用終了

 

そうなんです。呪いを解く道は「祝福する」つまり自分を愛し承認してあげることなのです。多くの心の病を抱えている人は、それが出来ずに日々苦しんでいるのではないでしょうか。私はずっとこのブログで「リコグニッション」について言及していますが、真のリコグニッションは自分を承認することができて、初めて相手に施すことができると思っています。
この本にはまだまだ、数多くのリコグニッションのヒントが書かれていました。内田さん、感謝です。皆さんには追々、お伝えしていきたいと思います。

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