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天然ものと養殖もの

 

ヴィジョナリー・ジャパン プレゼンツ

21
Nov

天然ものと養殖もの

posted by 幻舟 | Category つぶやき

先日、野田総理のメンターもしている傾聴の天才薮原秀樹さんとコーチング指導や
コミュニケーション学の権威でもある本間正人さんの対談式講演会に参加してきました。
薮原さんは最近「わもん~聞けば叶う」という本を出して、話題になっています。
私はその本に出てくる「絶対尊敬」という言葉に興味をもち、よくこのブログでも
取り上げているリコグニッションに通じる何かを感じたのがきっかけでした。
お二人の話を聞くのは初めてだったのですが、とても興味深くためになりました。
薮原さんは直観力で相手の立場になって話を聞く天才です。独学で東洋哲学や西洋哲学を学び
インドに修行に行ったりして、「わもん」というカウンセリングを人生修行の場という位置づけに
まで築きあげた苦労人。
それに対して本間さんは東大を卒業後、アメリカで博士号を取り、英語にも堪能、CSテレビ
ニュース情報番組でもアンカーを務められた、相当なインテリです。
見た目も相当異なる、対照的な二人です。本間さんは、相手の立場に完全になりきって、話を聞く
ことができる薮原さんを心から尊敬しており、そのメカニズムをどうにか明かそうとしているのですが、
これが、なかなか難しい。
最も印象に残ったのが、本間さんの薮原さんを喩えるキーワードで「天然」という表現を使った
ことです。私は最初は天然、天然と言うから、俗に言う天然ボケかなと思っていたのですが、
そうではない。天然というのはもって生まれたもの。生まれながら、もしくは育ってきた環境で
身につけた「完全に相手側に立って話を聞く能力」のことを指しているのです。
それに対して養殖はいわゆる傾聴のノウハウを後天的に学習などで身につけた人のこと。
コーチングやカウンセリングの勉強を通じて学んだ人たちのことです。
そう言えば世の中には天然のカウンセラーやコーチが大勢います。恋愛相談に乗ってくれる居酒屋のマスターであったり、疲れたビジネスマンの愚痴を聞いてあげるクラブのホステスさんであったり、そのホステスさんのストレスを解消してくれるホストさんたちであったり・・・
飲み屋さんの事例ばかりですみませんね(笑)
タクシーの運転手さんや八百屋のおばさん、親戚や近所にもそういう達人が一杯いるに違いない。
このような天然さんたちは全く意識しないで、相手の立場になって話を聞いている人たちです。
昔の村の長老様なんかはきっとそうだったのでしょう。
そして、現在のコーチングや傾聴のノウハウはそのようなコミュニケーションの達人の行動特性なを研究して集大成したものだそうです。
頷きや相槌、表情や言葉のやりとり、決して相手責めたりしないこと、天然の人は、自然と
それができているという訳です。
そういう人がいるからこそ、世の中円滑に回っているのですね。

結論から言うと、「コミュニケーション」などは研修で特別学ぶ必要のない人が山ほどいるという
ことです。

逆にコミュニケーションが不得手な人は天然の人の要素を学ぶことによって、その人に近づく
ことができるのです。

ついウナギやマグロを想像するので、養殖ものより天然ものが良いように感じますが、養殖にも良いところがあるのです。養殖には天然に分からないことが分かります。それはコミュニケーション(傾聴)が不得手な人の気持ちです。天然の人は自然に身につけているので、もしかしたらその点において理解が難しいかもしれない。そういった意味ではコーチの育成指導は養殖系のコーチが適しているのかもしれませんね。


いずれにしても「天然」と「養殖」、面白いテーマなので、これからも時折触れていきたいと思います。

 

 

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