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鎌田インタビュー

鎌田インタビュー 会社設立からディズニー・インスティチュート・イン・ジャパン

 

ヴィジョナリー・ジャパン プレゼンツ

29
Dec

鎌田インタビュー 会社設立からディズニー・インスティチュート・イン・ジャパン

posted by ヴィジョナリー・ジャパン | Category 鎌田インタビュー

ヴィジョナリー・ジャパンのこれまで

お陰様で、2009年に10周年を迎えることができました。
新たな10年に向けて走り出したところで、これまでを振り返りながら自社の
物語を語り合う。


A:鎌田さん。ディズニーランドとフランクリン・コヴィー・ジャパンを経て
    1999年にこの会社をおこして10年間の中で、一番印象深いことって、
    何ですか?
 
K:そうだね...。本当に多くの出会いがあり、多くの企業の方々の支えがあっ
    て今があるから、どれもが思い出深いんだけど、やはり2007年に開催
    した「ディズニー・インスティチュート・イン・ジャパン」かなぁ。
    フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)で受けた
  このセミナーがヴィジョナリー・ジャパンを立ち上げたきっかけのひとつ
  だったからね。

A:だからヴィジョナリー・ジャパンのロゴがフロリダ半島なんですよね。

K:そうそう。約1ヶ月にわたりフロリダはオーランドにあるWDWに滞在し
  て4つのセミナーを受けたんだよ。
  リーダーシップ/ピープルマネジメント/クオリティサービス/ロイヤリティ。
  それぞれの90分バージョンと3日半バーション。
  その他、バックステージツアーなど、どのプログラムも素晴らしくて
  「これを日本に招致したい!」という強い思いを胸に帰国したんだ。
  WDWには世界各地から意識の高い人々が集まって学んでいたよ。
  クオリティの高いサービスでCS(顧客満足)をキープする秘訣や、
  お客様そして従業員からも高いロイヤリティ(忠誠心)を得る組織の秘密を
  知りたいという思いは万国共通なんだと実感した。
  これを日本のビジネスパーソンにもぜひ紹介しなければ!と思ったね。

A:東京ベイヒルトンとザ・リッツカールトン大阪の2会場。大きなイベント
  で、大変でしたよね。

K:まずは契約にこぎつけるまでがね...。今となっては良い思い出だけど(笑)
  相手は世界のディズニー。こちらはこの通り、日本の小さないち企業。
  どうなることかと思ったが、心の底からの「強い思い」があれば不可能は
  ないと実感したね。ウォルト・ディズニーは正しかった!
   
A:心からの強い思い...つまりは「ビジョン」ですね。

K:そのとおり!強い思い、ビジョンがあって初めて人は動く。
  そしてそれに共感してくれた人々を動かす。
  無事に契約できて協賛を募ったときANAとアサヒビールが名乗りを上げ
  てくれて嬉しかったなぁ...。2社とも共感をもって引き受けてくださった。
  ありがたい気持ちで一杯になったよ。

A:「ビジョン」が共感を呼んだんですね。

K:心底そう思ったよ。社名を「ヴィジョナリー・ジャパン」にして良かった。
  何よりも大切な言葉だね。「ヴィジョナリー」とは夢を実現する人のこと。
  ディズニーランドの「ヴィジョナリアム」というアトラクションでも、そ
  う言っていたよね。

A:「ヴィジョナリアム」!懐かしいですね。そもそも鎌田さんとディズニー
  の出会いって、何がきっかけだったんですか?

K:初めての海外旅行だったんだよね。26歳の冬。飛行機に乗るもの始めて
  で、当時、スチュワーデス(CA)さんは憧れの存在でとてもまぶしかった
  なぁ...。パック旅行での3年ローン。少々高かったけれど内容は良かった
  よ。サンフランシスコからLAへ、LAと言えばディズニーランド!
  そこで何かを感じたの。
  みんな幸せそうだった。お客さんも、働いている人も...みんないい顔をし
  ていた、まさにハピネスの世界だった。
  
  日本に帰ってきてからしばらくしてビックニュースが流れたんだ。
  「東京ディズニーランドの建設が決定!」って。
  これで自分の未来が決まった!たった一度の人生!やりたいことをやる!
  これしかない!それで、当時勤めていた商社に辞表を書いちゃったんだよ。
  まだ受かっていないのに...バカだよね~。
  苦節3年。入社試験5回だからね...。
  オリエンタルランドに入社できたのは32歳だったよ。
  
A:5回はすごいですよね(笑)

K:オリエンタルランドでも「またこいつか...」と唖然としていたんじゃない
  かな。でも、入社してから聞いたら、何のことはない。最後に面接してく
  れた幹部は、元上司の麻雀仲間だったんだよ。
  ありがたいことに、その上司が推してくれたんだ。商社時代の同期たちと
  は今でもつきあいがあるからなぁ...。別の道を選んだ私を応援してくれる
  なんて、本当に良い仲間に恵まれたと思うよ。

A:チャレンジしつづけた3年間もいろんなドラマがあったそうですね。

K:ハウスメーカーで営業の仕事をしながらディズニーにアプローチを続けて
  いたんだ。その話は講演なんかでもよく事例として話すし、あの3年間も
  今思えば貴重な時間だった。

A:アメリカのディズニー社に手紙を書いたりもしたそうですね。

K:そうそう!その手紙に
  「私を採用した暁には、世界で一番美しいパークにしてあげる」なんて、
  たいそうなことを書いてしまったものだから、配属されたのが夜の清掃。
  ナイト・カストーディアルだったんだな。

A:今やカストーディアルは夢と魔法の管理人として有名になりましたよね。

K:ウォルト・ディズニーは清潔さはホスピタリティの基本だということを、
  よくわかっていたんだと思う。カストーディアル時代には本当に多くのこ
  とを学んだ。
  夜の清掃では"誠実さ"人が見ていないところでも誠意をもって仕事をす
  れば、それは仲間に、ひいてはお客様にもちゃんと伝わるということ。
  昼の清掃に移ってからは"ショーの大切さ"お客様にとってパークで見る
  ものはすべてがショーだから、清潔さも大切な要素なんだ。
  カストーディアルの存在も、カストーディアルによって保たれる清潔さも
  両方ともショー。それぞれの考え方が、その後、教育部門に異動してから
  も役に立ったよ。

A:教育部門であるディズニーユニバーシティマネージャー時代、鎌田さんは
  いろんな改革をなさいましたよね。休憩所の改善からキャストイベントま
  で...。

K:CS(顧客満足)はES(従業員満足)と表裏一体。
  CS向上のためにはモチベーションマネジメントが重要な鍵だという考え
  は今も変わらない。そのためには"継続多重"が一番だということも、
  カストーディアル時代に学んだことの一つだね。
  教育を整え、情報共有のシステムを整え、褒賞制度を整え、働く環境を改
  善する。多面的に、あの手この手、あらゆる手段でモチベーションを刺激
  するんだ。
  ピクシー・ダスト(妖精の粉)を振りまき続けるからこそ、年々高くなるお
  客様の期待を超え続けることができたんじゃないかな。

A:継続多重はキーワードですね。

K:どんな組織でも"何か"を1回やっただけで劇的に変わる...なんてことは
  無理。
  きっかけとなる"何か"は必要だけれど、その後、根気よく継続多重の仕
  掛けをできる組織でないと、その"何か"の効果は時とともに薄れていっ
  てしまう。
  
A:CS推進室やCSリーダーというポジションでお仕事をされている方々の
  継続的な取り組みで、組織文化そのものに変化を起こしていく...というこ
  とですね。

K:CS成功企業の足跡を見ると、それは常に
  「健全な組織文化醸成のプロセス」でもあったんだということがわかる。
  簡単なことではないが、得られる効果は計り知れないものがあるね。
  これからも様々な企業で、そのきっかけとなる"何か"や継続多重の取り
  組みをお手伝いできたら嬉しいね!

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